八味地黄丸☆
在来線に揺られて、関ヶ原を越え京都に向いました。
伊吹山の山頂と琵琶湖南岸から北に見える山々は薄らと雪化粧をしていて車窓越しでも“冬”を実感します。寒い冬だから特別にという訳ではありませんが、今回の学びは“八味地黄丸”です。
最近では、TVCMなどで「トイレのお悩みに~ハ○ン○アー」など名前も形も変えた物が店頭などで売られていたりしますので、そちらをご存知の方も多いのではないでしょうか。 桂枝・牡丹皮・地黄など8種類の生薬で構成されているので、“八味地黄丸”と呼ばれます。「地黄」と「附子」をベースにした処方で弟分の処方も数々ありますが、配合されている生薬の特性からしますと、トイレの悩みだけに留まらない応用範囲の広い処方になっている頼りがいのある兄貴分の処方と言えるでしょう。
漢方の原典である「金匱要略」には<口渇・多尿・腰痛・呼吸促迫・皮膚や四肢の煩熱>など、いわゆる高齢者の方に多く見られる症状(老化現象)に良く効くとされていて、実際にご高齢のお客様ではよくご利用いただいているものです。しかし近年、食の激変や生活習慣の変化、住環境の変化などから70~80歳代のみならず50~60代(30~40代)までのお客様にも“八味地黄丸”が必要な状態が見受けられます。寒い冬という季節がらマイコプラズマ肺炎やRSウイルス、インフルエンザなどの感染症が流行していて、お客様の体調や免疫力の状態に注意を払わなければいけない時期なのですが、問題は風邪症候群のみに留まりません。
昨今の食料事情や環境に目を向けた時に、これから未来を担う人にとっても生涯に渡る健康維持には“免疫力のアップ(維持)”は必須であり、「老化現象の急速な進行ぐっと支える(和らげる)八味地黄丸」はお客様のみならず、私達自身の健康を維持するためにも必要なものだと実感しさらに深めていく必要性を感じました。 渡邉繁久








